共働・共創する about cocreation

「共働」とは?

「共働」とは、「異なる組織が、同じ目的のために、共に働くこと」です。現代社会において、社会課題はより複雑に多様化・個別化しており、行政など一つの主体によるサービスだけでは、その解決を担えなくなってきた状況にあります。そこで近年では、行政や企業、NPOなどの多様な主体が対等な関係でそれぞれの得意分野や特徴を活かし、課題解決に取り組む「共働」が広がっています。共働を実践することにより、これまで単独では解決が難しかった課題へよりきめ細かに対応することが期待できます。

共働を行う意義

①課題の見直し

異なる主体が、正面から向き合ってひとつの事業・ミッションについて対話することで、課題に対して誰が何をすべきかを見直すことにもつながります。

②複数の視点によるチェック

現場のニーズや地域特性、課題の本質を複数の視点から把握することができます。

③新しい可能性の発見

多様なネットワークを生むことや、可能性を育て、新しい事業、活動を見出していく可能性を秘めています。

④NPO・ボランティア団体の活動活性化

活動の場が広がることにより、社会的な使命を実現する機会が増え、NPO活動の活性化へとつながります。

⑤NPOに対する理解・評価の向上

異なるセクターと共に課題解決に取り組むことにより、NPOに対する理解や評価が高まる機会となります。

NPOと行政による共働の取組み

先駆的・専門的に活動するNPOと、広域で公平に市民サービスを提供する行政が、お互いの強みを活かすことで効果的・効率的な課題解決を可能としたり、行政だけでは手が届きにくいエリアにNPOのきめ細やかなサービスの提供が期待できます。また、NPOが市民の共感を巻き起こし、市民参加型事業を創造できることも、NPOと行政による共働の大きな意義といえます。

福岡市では、NPOと行政が共働で社会課題の解決に取り組む「共働事業提案制度」を実施しています。この制度は、事業の企画段階からNPOと市が対等な立場で意思の疎通を図りながら意見を出し合い、適切なパートナーシップに基づき事業に取り組んでおり、これまでに40を超える共働事業を実現してきました

[福岡市共働事業提案制度]

http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/koeki/life/kyoudou/kyoudoujigyoutoha.html

共働したいと思ったときは

①共働のパートナーをみつける

あすみんでは「NPOとNPO」「NPOと企業」「NPOと行政」との交流事業を行っています。

②サポートを受ける

ア. あすみんの「専門相談」を活用する 事業や運営、広報についての悩みの他、共働の相談も受け付けています。

イ. 福岡市の「共働テーブル」を活用する 福岡市では、NPOと行政の共働をサポートするための窓口「共働テーブル」を設置し、NPOのみなさんからの、共働に関するご相談や、 共働で課題解決に取り組む事業のご提案を随時お待ちしています。共働テーブルを通して、担当課とのマッチングや対話等を行うことができますので、 まずは市民公益活動推進課へご相談ください。

[福岡市共働テーブル]

https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/koeki/life/kyodo-table/kyodo-table.html

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